TikTokerとライバーの違いとは?特徴や収益の違いなど解説!

TikTokerとライバーの違いとは

TikTokerやライバーは、インターネット上の特定のアプリ上で動画投稿やライブ配信を行う人々のことです。最近はTikTokerやライバーを職業として本格的に活動する人も増えています。

この記事では、TikTokerとライバーの違いについて、それぞれの特徴や収入面、かかる費用などの視点から紹介します。

TikTokerとは

TikTokerとは、動画投稿アプリTikTokで活動する人々の総称です。

動画投稿のみを行うTikTokerもいますが、ライブ配信を行うTikTokerに関しては「ライバー」の一種とも言えます。

そもそもTikTok(ティックトック)とは、15秒から10分と動画の尺が決まっている中で特技やトレンドの歌・ダンス、ペットの動画などを好き好きに投稿するプラットフォームで、2024年2月時点で世界15億6000万もの人が利用しています。

ライブ配信における投げ銭やサブスクなど収入源も充実しており、人気になりTikTokerとして生計を立てている方もいます。

TikTokerの特徴

・短尺の動画が中心
・手軽に多くの投稿が見れる
・編集が必要な場合がある

短尺の動画が中心

2024年4月現在、TikTokでは最大10分までの動画を投稿できます。しかし、投稿傾向を見ると1分から3分程度の動画を投稿している人が多く、ユーザー目線でも見やすいです。

YouTubeやライブ配信と比べると長さが短い動画が多いのがTikTokの特徴と言えるでしょう。

手軽に多くの投稿が見れる

TikTokで動画を視聴する際には、基本的に動画を上下に次々スクロールしていき、気になる動画をユーザーが見る形式のため一度に多くの動画を視聴できます。

加えて、アプリのアルゴリズムの仕組み上ユーザーの視聴傾向に合わせておすすめの動画を流してくれます。そのため、新規でTikTok投稿を始めた方でも、ニーズのあるユーザーに動画を見つけてもらいやすいアプリと言えます。

編集が必要な場合がある

サービス開始時には15秒と、非常に短尺の動画しか出せなかったTikTokですが、2024年4月現在、最大10分間の動画を投稿できます。

短尺の動画やダンス動画などは編集がなくても見てもらいやすいですが、日常vlogやYouTubeに上げるような何らかの企画系の動画を投稿する場合、字幕をつけたり余分なところをカットする方がより多くの人に興味を持ってもらいやすいです。

TikTokerの収入

・企業案件
・Creativity Program Betaを活用する
・他のプラットフォームへ誘導する(アフィリエイト)

・投げ銭やサブスクリプション

企業案件

料理系動画や、美容系動画などある特定の分野に特化した投稿を行いファンがつくと、関連する企業から商品やサービスの紹介を依頼される場合があります。

企業案件を受けることで、まとまった収入を得られる、企業の商品を紹介できるほどの人気と信頼を獲得しているインフルエンサーとしてのブランディングができる、といったメリットがあります。

Creativity Program Betaを活用する

Creativity Program Betaとは、2023年8月にサービス開始された動画の再生数に応じて報酬がもらえる仕組みのことです。

動画のいいね数や滞在時間、オリジナリティなど複数観点から総合的に判断され報酬が支払われます。

ただし、Creativity Program Betaを利用できるのは、利用条件を満たすTikTokerに限られるという点に注意しましょう。

他のプラットフォームへ誘導する(アフィリエイト)

アフィリエイトとは、インフルエンサーが自身のブログやYouTubeに視聴者を誘導し、そこで商品購入や動画視聴をしてもらうことで、収入を得る仕組みのことです。

例えば、YouTubeの収益条件を満たしているTikTokerの場合、TikTokからYouTubeに誘導することで2つの動画投稿アプリからの収入を得ることができます。

TikTokからYouTubeへの誘導による収益化は、今や多くのインフルエンサーが活用している仕組みです。

YouTubeの収益化については公式ヘルプページをご覧ください。

投げ銭やサブスクリプション

ライブ配信中にファンから送られる投げ銭(ギフト)や、視聴者がTikTokerのファンになったら加入する「LIVEサブスクリプション」も大切な収入源です。

LIVEサブスクリプションとは、月額制のファンクラブのようなサービスで、加入してもらうことで、ファンとさらに深い絆を築けるとともに安定した収入を得ることができます。

TikTokerの費用

・撮影機材
・編集ソフト

撮影機材

基本的にTikTokはスマホ一台あれば動画投稿から編集まで行えます。しかし、本格的に活動したい、毎日投稿したい、という方は、より画質の良いカメラやPCがあった方がクオリティの高い動画作成が可能になるでしょう。

また、料理系や美容系TikTokerの場合は特に、見栄えを良くするためにライトにお金をかける方も多いです。

編集ソフト

短尺の動画中心の方にはあまり必要がありませんが、長尺の動画を投稿する方は、編集でテロップを入れたり不要な部分をカットしたりすることでより見やすい動画に仕上がります。

無料で利用できるソフトもありますが、有料のソフトを利用した方が使い勝手が良い場合が多いです。

無料ソフトなら「Canva」が、有料ソフトならAdobeが提供する「Premiere Pro」がおすすめです。

初心者の方はまずは無料ソフトから試してみて、本格的に始動したら有料ソフトに切り替えるのも良いでしょう。

ライバーとは

ライバーとは、IRIAMやREALITYなどのライブ配信アプリで配信を行う人々の総称です。中でも顔出しせずにアバターを使って配信する人をVライバーと呼びます。

活動ジャンルはゲーム実況や雑談はもちろん、料理や歌、楽器演奏など多岐に渡り、それぞれの趣味や特技を披露できる場所としても利用できます。

ある程度のファンを獲得し、アプリごとの基準を満たすと、配信中の投げ銭に加えて時給が発生するアプリもあり、それを活用してライバーとして生計を立てる人も最近では増えています。

ライバーの特徴

・配信時間が必要
・編集の必要がない

配信時間が必要

ライバーはリアルタイムの配信をリスナーに見てもらう形式のため、始めのうちは特に配信を多く行うほど認知してもらいやすくなります。

また、ある程度ファンを獲得した後も、曜日や時間を決めて定期的に配信をしないと固定のファンからも忘れられてしまうため、毎日ではなくてもコツコツ活動する必要があります。

編集の必要がない

ライバーは基本的にリアルタイムの配信を見てもらう形なので、編集という概念がありません。なので、配信をやってみたいけれど編集技術に自信がない、という方でも安心して始められます

ライバーの収入

・投げ銭(ギフト)
・時給
・イベント報酬

投げ銭(ギフト)

投げ銭(ギフト)とは、ライブ配信中にリスナーが配信者に贈るアイテムのことです。ギフトは贈ってくれるファンがいれば特に条件なく報酬を貰えるため、ライバーの主な収入源になります。

アイテムの値段は1円~数十万円と幅広く用意されており、獲得した金額から運営がアプリに応じた手数料を引いた分がライバーの報酬として渡される仕組みです。

手数料はアプリにより異なり、20~50%のところが多いです。

時給

一部のライブ配信アプリでは、条件を満たしたライバーを対象に、配信時間や配信中に送られたギフト数、コメント数で報酬を決定する時給制を導入しています。

金額はアプリにより異なりますが、時給1~100円から始まり最高ランクで2500~5000円を獲得できるのが相場です。

イベント報酬

多くのアプリでは、定期的にランキングイベントを開催しています。上位に入ることで報酬がもらえたり、時給アップにつながるポイントがもらえたりするイベントです。

ランキングに載ることで新規ライバーもリスナーに新たに認知してもらうきっかけになるため、イベントがあるアプリのライバーは積極的に参加すると良いでしょう。

ライバーの費用

・撮影機材

撮影機材

ライブ配信はスマホ一台あれば簡単に始められるのが大きな特徴です。リアルタイムでの配信なので編集も一切必要ありません。そのため、初期投資が少なくすむのがライバーの大きなメリットと言えるでしょう。

まとめ

ここまで、TikTokerとライバーの特徴やそれぞれの違いを収入やメリットなどの観点から紹介しました。

この記事のポイントは以下3つです。

  • TikTokerはTikTokで投稿する人々の総称で、企業案件やCreativity Program Betaなどが収入源
  • ライバーとはライブ配信アプリにおける配信者の総称。配信中のギフトや時給が主な収入源
  • TikTokerもライバーも始める際に特別な道具は必要なし!ただし長尺のTikTokを撮りたい人はカメラやPC、編集ソフトの購入がおすすめ

この記事でTikTokerやライバーに興味を持った方は、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。

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